渋沢栄一記念財団 実業史錦絵絵引

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作品詳細

[ 建物の内部などを仕上げる ](たてもののないぶなどをしあげる)

シリーズ:衣喰住之内家職幼絵解之図

解説/画中のテキスト

作品解説

 建物の内部など細かいところを仕上げるのが造作大工である。造作とは建物内部の仕上材や取付けるものの総称で、具体的には天井・階段・棚・敷居・鴨居などをいう。建具や畳を造作に含めることもあるが、これはそれぞれ建具屋や畳屋の仕事で造作大工の担当ではない。また近年は大工と造作大工の区別が必ずしも明確ではなく、大工がこれを担当することも多い。木造の仕事が少なくなってきたため、造作大工も少なくなってきたのだろう。

画中のテキスト(釈文)

家づくり建前舗理のうへ/造作に取かゝる、是はすへて/内法の取付ものゝ事をいふ、/趣の其好に随ひ、大工の種/々工風をこらし次第ありとハ/いへど、あらかじめまづ天井・/敷居・かもひ・床・戸棚・板の間/并縁側、台所廻り、板流し、/雪隠なとを夫ゝ/取つけ拵へるの図

 

出格子/又はれんし窓など/さらし竹にて二三寸/おきに打付るもあり

 

総て/此図は/造作廻りを/拵へるところ

画中のテキスト(現代語訳)

家作りの建舞を仕切り、終わったあとは造作に取りかかる。造作はすべて内部に取付けるものをいう。大工が色々工夫をこらしたところではあるが、さらに好みに従い、天井・敷居・鴨居・床・床棚・板の間・縁側、台所廻り、板流し、雪隠などをそれぞれ取付け、作っている図である。

 

出格子または連子など、さらし竹を使って二、三寸おきに打付けることもある。

 

すべてこの図は造作まわりを作っているところである。

図像・事物一覧

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画像 図像・事物 カテゴリー
大工(造作大工)A 大工(造作大工)A 人物
大工(造作大工)B 大工(造作大工)B 人物
大工(造作大工)C 大工(造作大工)C 人物
大工(造作大工)D 大工(造作大工)D 人物
釘入れ 釘入れ モノ・道具
金槌 金槌 モノ・道具
ノミ ノミ モノ・道具
錐 モノ・道具
台鉋 台鉋 モノ・道具
踏み台に使っている板 踏み台に使っている板 モノ・道具
踏み台に使っている桶 踏み台に使っている桶 モノ・道具
部材 部材 モノ・道具
床板(床敷の板) 床板(床敷の板) モノ・道具
無目敷居 無目敷居 モノ・道具
柱 モノ・道具
横桟 横桟 モノ・道具
格子に使う竹 格子に使う竹 モノ・道具
大工道具 大工道具 モノ・道具
道具箱 道具箱 モノ・道具
半纏 半纏 よそおい
印半纏 印半纏 よそおい
手拭 手拭 よそおい
三尺帯 三尺帯 よそおい
根付 根付 よそおい
股引 股引 よそおい
足袋 足袋 よそおい
草履 草履 よそおい
髷 よそおい
向こう鉢巻 向こう鉢巻 よそおい
散切り 散切り よそおい

作品情報

シリーズ
衣喰住之内家職幼絵解之図
作者名
歌川国輝(二代)
作者名よみ
うたがわ くにてる
出版者(版元)
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制作年(和暦)
明治6年
制作年(西暦)
1873
法量
35.3 x 24.0 cm
落款
曜斎国輝
公開日
2009年7月15日
最終更新日
2009年7月15日

作品画像

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