渋沢栄一記念財団 実業史錦絵絵引

実業史錦絵絵引 絵引データベース 作品詳細

作品詳細

[ 中塗をする ](なかぬりをする)

シリーズ:衣喰住之内家職幼絵解之図

解説/画中のテキスト

作品解説

 説明文にある荒木田土(あらきだつち)は、東京の荒川沿いの荒木田という場所でとれる土のことである。色は赤褐色、粘りがあり壁土に適している。現在もガーデニングなどに使われている。壁土は荒木田土がよいと説明していることからわかるように、この絵解きは東京地域を念頭に置いて描かれている。

画中のテキスト(釈文)

左官(さくわん)のつかふ下塗(したぬり)の土(つち)は/あらきだ土(つち)をよしとする、是(これ)を/やわらかにしてつとゝいふて/わらを一寸位(いつすんくらゐ)に切(きり)たるをまぜ、/是(これ)にて塗(ぬる)をあらかべといふ、/其(その)かわきたる/上(うへ)へ荒木田土(あらきたつち)を/どろどろに水(みづ)をいれて/ゆるくし、ごみをこし/とり、又(また)砂(すな)をよく/振(ふる)ひて交合(まぜあハせ)、是にて/中塗(なかぬり)をする/図(づ)

画中のテキスト(現代語訳)

左官の使う下塗の土は荒木田土がよい。これをやわらかくして、つとといって藁を1寸くらいに切ったものを混ぜ、これで塗るのを荒壁という。それが乾いたら、その上へ、荒木田土に水を入れてどろどろにやわらかくし、ごみを漉し取り、よくふるった砂を混ぜ、これで中塗りをする、その図である。

図像・事物一覧

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画像 図像・事物 カテゴリー
左官A 左官A 人物
左官B 左官B 人物
左官C 左官C 人物
左官D 左官D 人物
鏝 モノ・道具
鏝板 鏝板 モノ・道具
壁土 壁土 モノ・道具
押切 押切 モノ・道具
苆または藁苆 苆または藁苆 モノ・道具
藁 モノ・道具
才取り棒 才取り棒 モノ・道具
柄杓 柄杓 モノ・道具
鍬 モノ・道具
水桶 水桶 モノ・道具
栩葺きの屋根 栩葺きの屋根 モノ・道具
竹小舞 竹小舞 モノ・道具
土壁 土壁 モノ・道具
基礎石 基礎石 モノ・道具
足場 足場 モノ・道具
縄 モノ・道具
歩み板 歩み板 モノ・道具
印半纏 印半纏 よそおい
足袋 足袋 よそおい
草履 草履 よそおい
襷 よそおい

作品情報

シリーズ
衣喰住之内家職幼絵解之図
作者名
歌川国輝(二代)
作者名よみ
うたがわ くにてる
出版者(版元)
---
制作年(和暦)
明治6年
制作年(西暦)
1873
法量
35.7 x 23.8 cm
落款
曜斎国輝画
公開日
2009年7月15日
最終更新日
2009年7月15日

作品画像

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