渋沢栄一記念財団 実業史錦絵絵引

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作品詳細

[ 材木屋に出向き材料の購入 ](ざいもくやにでむきざいりょうのこうにゅう)

シリーズ:衣喰住之内家職幼絵解之図

解説/画中のテキスト

作品解説

 いよいよ住宅を建てる様子の説明が始まる。家の普請を施主から依頼され、工事を請け負った大工が材木屋に出向いて材木を購入している。
 右手前に「大極上、尺三、十束入」と書かれた材木が立てられている。これは最も上等な(大極上)長さ十尺三寸(約3.9m)の材木を十束まとめてあることを示している。左奥にも「大極上」の材木が見えている。
 畳敷きの部屋には格子状の低い結界が置かれ、その奥で材木屋の番頭らしき人物が算盤を弾いている。その奥には「材木蔵入控帳、明治□年八月吉日」と表紙に書かれた分厚い長帳が吊るされている。蔵入控帳とは諸国から集められた材木がこの材木商の蔵に入ったことを示すと思われ、その記録簿であろう。

画中のテキスト(釈文)

大工普請(だいくふしん)を/受合(うけあい)、材木屋(ざいもくや)へ/諸色(しよしき)の木口(きぐち)を/買(かゐ)に来(きた)る、/直段(ねだん)をかけ合、/入用(いりやう)のしなじな/引とる/の図(づ)

 

材木の/しよしきを/見たてる/ところ

画中のテキスト(現代語訳)

大工が家の普請を受け負い、材木屋へ種々の材木を買いに来て、値段の相談をし、必要な品々を引取る、その様子を描く図である。

 

材木の種類や筭級、太さや長さなど見立てているところ。 

図像・事物一覧

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画像 図像・事物 カテゴリー
大工 大工 人物
材木屋の番頭 材木屋の番頭 人物
材木屋の丁稚 材木屋の丁稚 人物
材木を買う男 材木を買う男 人物
材木屋の男 材木屋の男 人物
筆 モノ・道具
算盤 算盤 モノ・道具
材木蔵入控帳 材木蔵入控帳 モノ・道具
帳場格子 帳場格子 モノ・道具
状差(書状差) 状差(書状差) モノ・道具
書状(書類) 書状(書類) モノ・道具
材木 材木 モノ・道具
畳 モノ・道具
板戸 板戸 モノ・道具
空気抜き 空気抜き モノ・道具
帳場 帳場 モノ・道具
羽織 羽織 よそおい
小袖 小袖 よそおい
前掛け 前掛け よそおい
湯呑茶碗 湯呑茶碗 よそおい
茶托 茶托 よそおい
手拭 手拭 よそおい
煙管 煙管 よそおい
股引 股引 よそおい
煙管筒 煙管筒 よそおい
煙草入 煙草入 よそおい
根付 根付 よそおい
煙草盆 煙草盆 よそおい

作品情報

シリーズ
衣喰住之内家職幼絵解之図
作者名
歌川国輝(二代)
作者名よみ
うたがわ くにてる
出版者(版元)
---
制作年(和暦)
明治6年
制作年(西暦)
1873
法量
34.5 x 23.7 cm
落款
曜斎国輝画
公開日
2009年7月15日
最終更新日
2009年7月15日

作品画像

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