渋沢栄一記念財団 実業史錦絵絵引

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作品詳細

[ 上棟 ](たてまえ)

シリーズ:衣喰住之内家職幼絵解之図

解説/画中のテキスト

作品解説

 上棟あるいは棟上げ(むねあげ)は工事の一つの区切りの儀式である。建物の屋根の最も高い所の横架材(これを棟という)を取り付けることを指し、ほぼ骨組が出来上がったことを意味する。
 部材は大工たちが地面の上に並べた状況で加工したり、大工小屋(作業小屋)で加工したりして、棟上げの日に突然、立体的な骨組みが出現する。単に工事の一区切りという意味を超えて、こういう建物が建つのだ、ということを強く認識させる意義深い一日になる。職人たちはそれを祝うのである。

画中のテキスト(釈文)

第十三
上棟(たてまへ)とて、大工(たいく)の切組(きりくミ)をしたる木/品(きしな)を鳶(とび)人足とも仕事(しごと)しともいふが/杉丸太(すぎまるた)にて足場(あしば)といふてあしがゝり/をわら縄(なハ)にて結(ゆい)、土台(とたい)をすへ、それより/柱(はしら)をたて梁(はり)をかけ、其上(そのうへ)へ小屋(こや)と/いふて/家根(やね)の/形(かたち)をとり/つくる図(づ)

画中のテキスト(現代語訳)

第十三
上棟(たてまえ)と言って、大工が切組みをした材木を、鳶人足または仕事師という職人が杉丸太を縄で結んだ足場という足がかりを使い、まず土台を据え、それに柱を立て、その上に梁を架け、さらにその上に小屋(あるいは小屋組)という屋根の形をした構築物を取り付ける、これはその様子を描く図である。

図像・事物一覧

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画像 図像・事物 カテゴリー
鳶人足(仕事師)A 鳶人足(仕事師)A 人物
鳶人足(仕事師)B 鳶人足(仕事師)B 人物
鳶人足(仕事師)C 鳶人足(仕事師)C 人物
鳶人足(仕事師)D 鳶人足(仕事師)D 人物
鳶人足(仕事師)E 鳶人足(仕事師)E 人物
木槌 木槌 モノ・道具
足場 足場 モノ・道具
縄 モノ・道具
石材 石材 モノ・道具
角材 角材 モノ・道具
柱 モノ・道具
胴差 胴差 モノ・道具
込栓 込栓 モノ・道具
向こう鉢巻 向こう鉢巻 よそおい
半纏 半纏 よそおい
髷 よそおい
三尺帯 三尺帯 よそおい
股引 股引 よそおい
足袋 足袋 よそおい
草鞋 草鞋 よそおい
手拭 手拭 よそおい
散切り 散切り よそおい
腹掛け 腹掛け よそおい
印半纏 印半纏 よそおい
褌 よそおい
襦袢 襦袢 よそおい

作品情報

シリーズ
衣喰住之内家職幼絵解之図
作者名
歌川国輝(二代)
作者名よみ
うたがわ くにてる
出版者(版元)
---
制作年(和暦)
明治6年
制作年(西暦)
1873
法量
34.7 x 23.8 cm
落款
曜斎国輝画
公開日
2009年7月15日
最終更新日
2009年7月15日

作品画像

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